じょく瘡というのは、「圧迫壊疽」ともいいますが、これは、体の一定部位が持続的に圧迫されることによって生じる皮膚の壊疽のことをいいます。 具体的には、圧迫によって血液循環障害が生じ、組織が壊死します。
じょく瘡は、長期臥床や栄養不良、不潔な環境などで発生しやすく、好発部位は仙骨部や踵などとされています。 なお、じょく瘡が重度化すると、直接骨が見えるところまで深く広く進行してしまいます。
じょく瘡は、いったん生じてしまいますと、完治にはかなりの日数がかかってしまいますので、予防が重要となります。 なお、予防の主たる注意点として、長期臥床の場合には、次のようなものがあげられます。 ■定期的な体位変換 ■栄養のある食事の摂取 ■下着やシーツをまめに交換するなど清潔な環境づくり...など