脳性麻痺というのは、胎生期から出産直後までの過程に生じた脳障害による運動障害のことをいいます。 なお、麻痺は非進行性ではありますが、永続的に持続し、知能障害や言語障害を伴う場合もあります。
脳塞栓というのは、血管内に偶発的に入った組織片、凝血塊、脂肪、気体などが脳血管に運ばれて、塞栓となって血管を閉塞し脳梗塞を生じるものをいいます。 なお、引き続いて出血を起こして出血性梗塞となるケースも多いです。
脳低動脈というのは、脳内にある動脈の1つで、左右の椎骨動脈が橋下縁で結合して形成されたものをいいます。 なお、脳低動脈は、橋溝を上行して後大脳動脈になります。
脳動脈瘤というのは、頭蓋内の動脈、特に脳底部の主幹動脈が瘤状に変形するものをいいます。 この脳動脈瘤は、多くの場合、脳主幹動脈の分岐部に生じ、先天性・細菌性・動脈硬化性のものなどがあります。 なお、脳動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血を引き起こします。